金融ビッグバンとは、1996年11月に橋本内閣が提唱した金融制度改革のことをいいます。
金融ビックバンは、1986年に英国で行われた証券制度改革にちなんで「日本版ビックバン」とも呼ばれています。
金融ビックバンは金融市場の規制緩和・撤廃して金融市場の活性化や証券業界の国際化を図るために提唱されました。
金融ビックバンで緩和された内容は、「外為法の改正」、「銀行・証券、生保。
損保の業務の相互参入」、そして「間接金融から直接金融への以降」などがあります。
これらの緩和により、会社にとっても個人にとっても、証券取引や業務などが非常に自由に行うことができるようになりました。
金融ビックバンは、言い換えると「金融の自由化」とも言えますね。
これらが自由になったことにより、それぞれが自由に競争し、市場は活性化され日本の経済の活性化も図ることができます。
金融ビックバンの3つのキーワードである「自由」、「公正」、「国際化」によって、日本の経済は一変するだろうと誰もが考えたと思います。
しかし、これらのキーワードは全て、取引している人々のモラルによって成り立つことでもあります。
そういった意味では、悪影響になる可能性もなきにしもあらずかもしれません。
しかし、金融の基本には「信用」というものがあります。
金融業界において、この3つのキーワードは実は守らなければ生き残ることができないような基本的なことだったのかもしれません。