クレジットカードの売上伝票はお店や会社などの販売側にとっても、利用者にとっても大変重要なものです。
販売者には物品の販売やサービスを提供した証となるわけで、売り上げ管理にかかせないものです。
利用者にとっての売上伝票の存在もまた、買い物や施設などを利用した証であり、出費の管理に必要なものです。
また、売上伝票にはもうひとつ重要な役割があります。
それは、誰が、いつ、どれほどの金額の何を買った、もしくは利用したという詳細な情報を明示し、証明書類として大きな働きをするということです。
これは販売者側は勿論、顧客情報として管理に利用しますし、利用者側は控えとしてこれを保管します。
とても大事なものであるわけですが、利用者の中にはあまりその存在の意義を気にせず、取り扱いに注意を払っていない場合もあるようです。
セルフサービスのガソリンスタンドの給油機は、現在、ほとんどカードでの支払いが可能になっていますが、給油後に機会からプリントアウトされる伝票の控えをレシート感覚で放置、もしくはゴミ箱などに捨てている方を見かける事があります。
あの、単なるレシートと思われがちな伝票にも、重要な個人情報は記載されています。
その伝票を拾われ、そこから情報が抜き出される事で、不正利用に繋がるケースも少なくありません。
さっとポケットにしまい、不要であれば帰ってから裁断するなり、焼却するといった簡単な対策で、多大な被害から逃れられるのですから、ひと手間を惜しまずキチンとした処理を心がけましょう。